神谷光信さんを迎え、詩話会開催しました

 詩について語り合い、自分の詩を発表する場が欲しいと思いませんか。東京・池袋を会場に〈詩話会&合評会〉を開催します。第一部は「ユリイカ」掲載の「詩と思想」論がいま話題の神谷光信氏をゲストに、「詩と思想」黎明期からの歴史や、同誌が文学運動として目指すものについて語り合います。第二部はフリートークの合評会です。

 11 月12日(日)午後2時~5時、東京・池袋のスペイシー会議室で、文学研究者で作家の神谷光信氏と一色真理による対談「『詩と思想』文学運動体と商業誌のはざまで」が開催されました。

 神谷氏は雑誌「ユリイカ」の特集号「小田久郎と現代詩の時代」に、「『詩と思想』をめぐって――中心は二つ、あるいはそれ以上なくてはいけない」を寄稿。〈詩壇ジャーナリズムは中心が一つしかない円ではなく、中心の二つある楕円であるべきだ〉という高良留美子氏のかつての主張の中に、「詩と思想」のアイデンティティが存在すると指摘した神谷氏の論考に、いま大きな注目が寄せられています。この対談では、そうした神谷氏の綿密な文献調査の成果を踏まえながら、創刊以来50年の歴史と文学運動としての意義を、同誌元編集長・一色の記憶と対照しながら語り合いました。これまで外部からの検証の機会が少なかったテーマだけに、メモを取りながら熱心に聞き入る参加者の姿が印象的でした。

11月11日「文フリ東京37」に出展しました。

 モノクローム・プロジェクトは11月11日(土) 昼12時から夕方5時まで東京流通センター第一・第二展示場で行われた「文学フリマ東京37」に出展しました。前田利夫詩集『二番地の内田さん』、小松正二郎詩集『聲』等の新刊詩集のほか同人誌「ファントム7」(為平澪+一色真理)や為平と一色の過去の詩集を展示即売。隣は発売元のらんか社のブースでした。ご購入いただいた方、ご来場いただいた皆様、有り難うございました。

文学フリマ東京 https://bunfree.net/event/tokyo37/

前田利夫詩集『生の練習』が第19回詩歌句随筆評論大賞・詩部門優秀賞受賞!

 2022年4月刊行の前田利夫詩集『生の練習』が2023年度第19回詩歌句随筆評論大賞・詩部門優秀賞を受賞しました。選考委員は田中眞由美・秋元炯・頼圭二郎の3氏。2023年9月17日(日)午後1時から東京・北とぴあスカイホールで受賞式が開催されました。

 主催者のNPO法人日本詩歌句協会のホームページはこちら

「詩の合評会in Kyoubasi Vol.1」を開催しました。

 モノクローム・プロジェクトでは不定期で「詩の合評会」を東京や関西で開催しています。2023年7月29日(土)午後2時~5時には、大阪・京橋駅徒歩1分の大阪シティーホテル京橋201号室VILLENT京橋会議室で第一回「詩の合評会in Kyoubasi」を開催。第一部では参加者が各自1篇の戦後~現代の好きな詩人の作品を持ち寄り好きな理由を話し合い、第二部ではそれぞれの自作詩の合評を行いました。遠く名古屋からも熱心な参加者が駆け付け、和気藹々のうちにも熱のこもった会となりました。司会はいても講師のいない、自由で気軽な合評会です。今後とも各地で逐次開催していきますので、お近くの方はぜひご参加ください。また関西地区で参加可能の方は都合のつく曜日や地域などを予めご登録いただけば、できるだけご要望に沿った形で次回合評会を開催します。

第30巻前田利夫詩集『二番地の内田さん』発売中!

前田利夫さんの新詩集『二番地の内田さん』が7月12日発売になり、アマゾンで好評発売中です(らんか社発売)。これによりブックレット詩集第一期30冊が遂に完結しました。引き続き、第二期の参加者を募集中です。

 以下、Amazon等で掲示中の詩集紹介文より。

《これは現実か? 悪夢か?》

前詩集から一年。母の死を契機に詩作が沸騰した日々。 父親や職場の上司との軋轢、ストレスに満ちた現代社会と葛藤する中で孤独や不安と向き合う歳月は、カフカ的散文詩ともいえる独自の詩境に結実した。